観賞魚　熱帯魚販売　小島商会 | 日記 | 質問がありました。その2

本日休みですが20：00頃には店にはいますので、シャッター半開きでも入ってもらっても大丈夫です。

どの道、寒くなってきましたのでシャッター半開きのやるきあらへん店にそろそろなります。



で本題、先日質問がありました。

幼体のポリプテルスのえらが開いている。とのこと。

その実際を見たわけではないので、確実性はないのだが、

えら病の疑いがある。

初期症状は水面近くをふらふら泳ぎ鼻上げ状態になる。　ポリプの場合そんなふらふらよく泳ぐ奴（セネ、デル、ウイーク、オルナチ、モケレン、ビチャー、エンドリ）いますが、よく観察していると通常時の泳ぎ全然違うのでとわかるかと思います。

中期はエラ付近が赤黒く変色し明らかに腫れている。一般的には全身白っぽくなる種類の方が多いです。

末期　数日で死ぬ。


でも、このえら病　いろんな病気の総称ですので要因が複数考えられ、細菌、寄生虫、ウイルス、真菌など、それらのいったい何から感染したのかを特定することが重要となる。

歯磨き粉で頭洗うのと一緒で、全く的外れな薬品を投入しても全く効果はみられない。


エサを食べるそうですので、とりあえず、1/3水替えそして、０．５％程度の塩水で様子を見る。
これは浮遊細菌などを1/3除去し抵抗力のない魚に対し魚の体力を回復させる行為です。
勘違いされてる方多いが塩水浴に殺菌効果はゼロではないが、ほぼない。

淡水魚の体、人間でもそうですが体内の水分には塩分が含まれ、健康な状態ですと問題ないですが、淡水にいるだけで負担になっています。
塩分濃度を上げるとその負担が少なくなり魚本来の体調を整えやすくしてやるという解釈でいいと思います。
厳密には淡水、海水魚により細かくは違うのですが、詳しくはあんまり覚えてないがずいぶん前1年前ぐらいだったか、の日記で記載したような気がします。今回は記載しません。


で本題の本当にえら病の場合、きつい言い方ですけど、話を聞く限り、幼体ということもあり死んでしまう可能性は5０％くらい？いや、それ以上です。

塩水で効果が見られない場合市販のメチレンブルー、グリーンFゴールドあるいは過マンガン酸カリウム、ホルマリンなど下手すりゃ同じポリプもう一匹買うより手間で高額な抗生剤の投与を検討する必要がある。

最初の症状が出たとき相当水悪い可能性が疑われたときは薬投入の前に思い切ってごっそり水替えをすると立ち直ることもあります。




余談だが

ポリプテルスやガー、スネークヘッドなどガノイン系の場合ポリプティと呼ばれる糸くずのようなきもい奴が、ふにふにと体からでてくる。眼球でうごめくのもいる。

基本的にこいつらどの個体にもいるのだが、元気のいいポリプなら、宿主事態を殺すほどのやつらじゃないし、ほぼすべての個体に居るので、ほっといて通常は問題ありません。
日常管理で勝手にいなくなります。　というより目につかなくなります。

小生エンドリが好きで親もんだけで数え切れんぐらい山盛り飼育してますが、ほとんど見かけません。　

（写真は以前入荷した入荷直後のカメルーンからのセネガル川のローウェー　ちょっと見にくいですけど、今いる個体、過去の写真など探したが、これしか映ってる写真がなかった。最近WCポリプ入れてないからですけど・・・）

ただ、入荷直後あるいは健康でない調子悪いポリプの場合うじゃうじゃ出てくる。

でも、その場合、ポリプを飼ってる水が単純に悪いだけのことが多い。

蟲が出てきて体をかゆがったり、うっ血したような赤い斑紋が見られる場合も大体の場合、水悪い。

うじゃうじゃ蟲がいる場合、虫下し系の薬を入れる前にごっそり水替えするほうが手っ取り早く解決する。

そんなん見たことないって方は定期的管理が上手です。

虫駆除系はうちでも、エサ金などを定期的に大量に取るので、イカリ虫、チョウなどでは稀に使います。ただし、マゾテン、リフィシュなど石油系はよく効きますが、魚にとっては猛毒ですので多用するのはお勧めできない。
リーサルウエポンとして持ってるのはアリですけど。
まあ金魚の場合でもほとんど塩で処置してます。もともと餌金なんてはなっから薬づけですので・・・

そのせいか、悲しいかなユスリカブリード状態。


水の良し悪しは、透き通っている　いわゆる透明度とは別問題です。