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春なんで金魚いかが?
久々におさかな。
らんちう
Carassius auratus まあ金魚はフナなんで、みな一緒
分布
当たり前やけど改良品種
特徴
泳ぎが下手、背びれなし、顔がぼこぼこ 丸い 不細工、究極の奇形。
でもしかし、このフォルム、金魚の中では誰もが知る人気を誇る。
確かにかわいいっす。
この魚は歴史が古くこだわりだすときりがない。
ホンマにええのは、ぶっちゃけ上層部でぐるぐるまわって回ってこない。
んで、まーお高い。
ならば、自ら作るしかないって品種である。
とはいえそう簡単に理想とする形にならない。
仮に”おおっ”て思うやつが生まれたとしても、ちょっと気抜いて白点そして全滅、あるいは2歳でいがんだり、鳥に食われたり、ホンマに熱帯魚の何倍も難しい。
世話の焼けるやつらで飼育すればするほどいいおっさんがはまるのわかるでしょう。
もっともだから高いんですけどね。
飼育
本格的にブリード目的なら、温帯魚ですので春夏秋冬を体感させる必要がありますが、ぶっちゃけ水槽飼育の方が8割、本気の方が2割です。2割の人はいわゆるコミュニティー持ってるので多く思えるだけです。
以前記載したんで今回は水槽飼育について。
水槽飼育はナンセンス、上から見る魚っていうのはよくいわれますけど、まあ人それぞれなんで、好きに飼えばいいと思います。
金魚特に、らんちうは魚選びが重要となりいわゆる青水、水飲ませてでかくしてるやつはいきなりエサやったら死にます。おかゆ食ってるやつにステーキ食わせたら腹壊すでしょって理屈です。
まあこれは、国産の場合、各ブリーダーさんの手法のよっていろいろですけどね。
小生の場合新子からブライン、糸目、赤虫食わせて、魚に自信ないのと、落ちるやつはしゃーないと割り切って、当歳で早よ大きくしてましたんで、親もんの血統重視であんまり植物プランクトンは食わせない派でした。野菜もくわさなあかんのでしょうけどね。
赤虫、人工飼料を食べてるやつを少し値は張るかもしれないが、慣れるまではそちらを選びましょう。
こだわらなければ、少しフォルムが下品ですけど黒ランチウみたいに中国、タイの外国産のほうが比較的えらが強いんでくたばりにくい。タイのやつは温室育ちなんでピンポンパール同様加温がいる場合もあるけどね。
この時期、このじぶんの、塩付けの新子、黒子、青子は初期から第三選別段階ではねられてるやつらでバランスがおかしく、ほとんど全部B品個体ですし、安くても内臓障害のやつは特に長生きしないことも多くちっさすぎて餌にもならんしやめたほうがいい。
販売店で金魚の入っている水槽に黒っぽいひげゴケがもっさり生えてる場合もPH低い場合がありますので、戻すの大変なんでそれも避けたほうが無難。まあ金魚じたいが見た感じぼーとしたりひねてますのですぐわかると思います。
そこそこしっかりひょこひょこ泳いでぼーっとしてない奴で、しっかり固形のエサ食ってるやつなら、大丈夫です。
色目は好みです。写真にいるような黒いガラはほぼ抜けます。細かくはランク的なものありますけど、やっぱ金魚は赤いやつでしょ。
んで、手に入れたら
かなり魚のくせにどんくさいので極端な流れは付けないほうがいい。おぼれます。
優しいエアレーションで魚は大量に入れず、60センチスタンダードで5センチぐらいなら3~6匹くらいにしておいたほうがいい。
金魚は水を汚すので、気温が高く活性上がってるときは定期的に水替えは必要となります。まあ理屈上は・・・ね。うちはあんまり変えへんけど・・・
水質は中性から弱アルカリそれを安定させること。
水深は浅いほうが、いいけど、動きを楽しめるので擦り切れに張っても面白いです。
室内で水槽飼育なら上から見ないので多少尾張が悪くても目立たないっすよ。
エサは赤虫中心で、人工飼料を、時々与え、食べきり量で止める。
魚が安定してくるとそれなりに根性出てきて、えさをねだるようになれば多少無茶しても大丈夫です。
太陽光線、紫外線は優しくあてるほうが発色はよくなります。
金魚は熱帯魚飼うより格段に難しいので、所詮金魚となめてかかると速攻全滅しますよ。