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今回紹介したえら病の原因の細菌、せん毛虫、さらにはいかり虫、ウオジラミや白点のせん毛虫やコショウ病の細菌の管理をするとどうなるのか?
例えばえら病なんかで魚が全滅しました。
この後水槽はリセットしてまた新たに立ち上げるが基本なんですが、これをリセットせず腐敗物や死体だけ処理して放置したら病気の原因体のやつらはどうなんねんやろ?ってそのまま放置してみた。
すると、1~2週間ぐらいで腐敗臭も消え水は透き通り安定してくる。
その中に魚入れたら同じ病気にかかるんかな?って実験をしたことがある。
結果は病気にはならなかった。
ウオジラミでも試したけど幼虫はいないようでした。
病気の原因物質はやはり脊椎動物より原始的で、か弱いので、発生した環境が維持できないと不活化なのか死滅なのかあるいは変異なのかは培養して顕微鏡等で見たわけではないので不明だが、宿主となるものを水が安定してから入れるとその症状は見られない。
ケース一本つぶしてまでこんなしょーもないことやる必要はないですけど、このことから、魚病の場合、今の環境を維持すると悪化する。 逆に環境を大きく変化させると病気の原因体はどこに行ったんかわからんけど、1~2週間ぐらいで活動できなくなるということになる。
ただ、
いかり虫だけは不活化の可能性がありますこいつは塩ぶっかけて熱湯消毒しないとあかんイメージがありますのでいかり虫では試してません。
いかり虫が一番めんどくさい。
まあ最近は野生個体の魚を捕まえに行く暇がないのでいかり虫は長いこと見てないですけどね。
実際のところ表題の
病気の原因体を管理する これはなかなか難しく小生にはできなかった。
この結果から、特効薬のない魚病の治療するあるいは手元に魚病薬がない場合、有効な策として環境を大幅に変えると治療できる。
最もその時の病気の進行状態、魚の体力があればですけどね。
最近高額化してるナンダスやラテスなんかは水質悪化や細菌などに侵され調子悪いとき9割水替えあるいは総替えで調子よくなることよくあります。
これらをを試してみようと思う方はなかなかの変態でしょうけど、気になる方はやってみて下さい。
魚病の原因体の弱点を知るということになるんでしょうかね。
宿主が死ぬと原因体も死ぬ、種の保存って考えはきゃつらにはないんでしょうね。
これらの考え方は各細菌やもちろんろ過バクテリアでも、いわゆる面倒なコケ ラン藻類系にも同じことが言えるので発想の転換でいろんな事象に使えるとおもいます
水替えしまくって水の白濁が消えないみたいに逆に悪い方に変化させることも可能でしょう。
今シーズンらんちうはいまいちです。
先日記載した全滅した地金も3年前問屋さんで懲りずに自分用の地金20匹購入して今年無事子供取れました。
しかし昨年むいて失敗したので今年はむかず育ててます。