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モトロ
Potamotrigon motoro
分布
アマゾン水系 ラプラタ水系
特徴
ヒストリックスに次いで入荷量の多い淡水エイ
輪郭のあるオレンジスポットを持つ美しいエイで、地域異変が多くみられ、コロンビア、クイーン、デュメリリー、ペルー、ブラジルなど、模様が異なり、非常に個体差だけでも面白い。
ポタモトリゴン(モトロ、ポルカ、マンチャなどのメジャーな種)は比較的エイの中でも丈夫で飼いやすく、安価のヒストリックス方が、断然水にうるさく、飼育しにくい。
飼育
飼いやすいといっても、アロワナやガー、ポリプなどと比べると死にやすい。
どう見ても強そうではない。
水替えはサボらず定期的に行わないと調子を崩してしまいますので、週1回1/5程度の変水は必須である。
ディスカス同様ベアタンクの方が管理は楽で、コロンビア、ペルーの個体は最初弱酸性の水質から徐々に中性に近づけながら飼育すると管理は楽になる。
ブラジルの個体は、比較的丈夫で、最初から中性~弱アルカリに対応できる個体が多く飼育しやすい。
そんなことより本種属たちは猛毒を持ち、刺された箇所から壊死がおこり、現地で足の裏を刺されて、片足を切断した話を聞いたことがある。
現地ではプラニア、パクー、カンディルについで恐れられている魚であります。
尾棘と呼ばれる毒針は、次から次へ生え変わり、生え変わりの時期は毒針が2本あるが、やがて上の針は抜け落ちる。
刺されなくても触れるとスパッと切れる。
これには飼育の際注意が十分必要です。
とはいうものの、結構人懐こく、手の上に載ってきて手から餌を食べるまで懐きます。以外に可愛いです。
餌のとり方は面白く上からかぶさり、逃げられないようにして小魚などを捕食する。ロボット掃除機みたいです。
弱いといっても、一度落ち着くと意外と丈夫でモトロは特に飼いやすく、成長も早く、直径60センチ程度には普通に成長する。
オスメス揃えば繁殖も可能であり、胎生で、直径10cm程度の稚魚を初産は2匹ぐらい2回目からは5.6匹産むこともある。
産卵期のオスは噛みあいするぐらい気が荒くなる。
水にうるさい古代魚ということで今回はろ過について
濾過槽は大きいに越したことはないが、それに頼りすぎると魚を殺してしますことも多い。
よく聞く、ろ過が追い付かない、ろ過が小さい、この解釈は何で判断すべきことなのであるか?
水が白濁・・・バクテリアの死骸・・・魚が多すぎる酸欠状態あるいは急激なphの変化
phが下がる・・・亜硝酸濃度の上昇・・・長期にわたり水替えを怠った
上記よく起こり得る、魚が死にかける要因ですが、実際オーバーフロー式のろ過を用いても上記は起こりうる現実であり、ろ過にお金をかけるより定期的な水のメンテを行う方が、簡単で、バランスが釣り合えばエアレーション投げ込みろ過だけでも十分あると小生は思います。
ジャック・ワットレイ氏の言うように、”一回の変水に勝るろ過はない”が正しいと信じていいのではないでしょうか。
誰やねん、と思ったあなたワットレイで検索してみてください。すごいお方です。
次回も古代魚で行きます