観賞魚 熱帯魚販売 小島商会 の日記
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ドラード カラシン
2017.01.07
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ドラード
Salminus brasiliensis
分布
パラグアイ パンタナール アマゾン川水系
特徴
写真ではちんちくりんでオイカワの子みたいに見えますが、このサイズでも悪い魚です。
まんま、ドラードとは黄金を意味し、25~30センチぐらいから金色に輝く。
ですが、近年の輸入される個体群の一部しか金色にならない。
養殖なのか産地なのかは不明であるが、ブラジルパラナ産や体の長いサンフランシスコの個体は金色になる傾向がある。
しかしながら、本個体はブラジルのどこから来た個体なのかわからない。
まあ恐らく粒ぞろいの個体がどっさり来てましたので、現地養殖物でしょう。
かつてキンキンになる極悪な奴は30000円ぐらいしていましたし、今や10分の一程度の価格帯それがすべてを物語っているのかもしれません。
本種もかつてはピラムタンガ、ブリゴン、シルバードラド系が偽物扱いされていたが、今となれば、シルバードラドの方が高価である。
こいつ安物ですがドラードであるのは間違いないのでうすーい金色にはなるとはおもいますが・・・
飼育
はっきり言って物理的に難しい。
走る、デカくなる、大食い、ジャンプが特徴の魚ですので、ほとんどの方が30センチまでで事故等で、殺してしまうでしょう。
60センチオーバーに成長した飼育個体を見ることはあまりない。
そうなると金色になるかどうかもわからず殺してしまっていますので、飼育設備の充実した方でないと飼育は困難であると言えます。
アフリカのタイガーフィッシュなどより走ります。
混泳魚は執拗に心が折れるまでおいかけ回し、ズタボロにします。
基本単独飼育です。
成長の伴いイトウみたいな顔つきになっていきどんどん凶暴化します。
ある意味ピラニアがかわいく見える超外道な魚ですが、本種のキンキンになった50センチオーバーはめちゃくちゃ綺麗で実に見事です。
充実した飼育設備に本種の一匹飼 実に贅沢です。
ほとんどの方が飽きるか、この癖の悪さに我慢できないでしょうね。
