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ヒュメラリス
Serrasalmus humeralis
分布
シングー
特徴
幼魚期はデカい顔、餌蓋に黄色~赤にチークが乗りその後ろに黒い斑紋体はアルミシルバーで体側に上から流れるようなスポットが入る。背びれと腹鰭が伸長する。
成長に伴い、頭部の角張ったラインは丸くなり、体もごつくなる。
全長45センチに達し3kgを超える。
以前紹介した個体と同個体です。
以前の写真から見ると若干大きくなり顔つきも丸くなってきています。
現在25センチ程度でしょうか、成長はやはり遅いですね。
体表のサバのような模様はほとんど消失しています。
目立つ雰囲気で一匹でも魅力的魚であるとは感じます。
ただし、きれい、かっこいい、珍しい、成長遅く変化がない、まして単独飼育はよほど好きでない限り飽き易い。
で、ここからが本題、ずいぶん前の話だが、上記を記載した際、あるお客さんから突っ込まれたことがある。
ホンマにヒュメ?
答えは no.
実はこいつはヒュメラリスじゃあない。
本名カマリ あるいはマニュエリ、マヌエリSerrasalmus manueli
で、じゃあヒュメは?
どちらかというと、フィッシュベースやら、海外の書籍をを見る限り、もっと体高がありブリストブリゴン、パクー系の体系で、昨日の奴がそれに近しいピラニアであろうかとおもいます。
昨日の個体はひゅめらりすと、言わんとするネーミング由来の骨格形状、鰓蓋の後ろの斑紋は一致している。
国内流通名、国内書籍は結構適当ですので、一時の情報で走ってしまうことが多く、わかってても、今更突っ込んだところでどないもしゃーないのも現状です。
こいつらメジャー処のピラニアは悲しいかな特に・・・ブラックなんかもっとひどい・・・
そもそもブラックピラニアの価格帯が2000円~50000円以上と全然違うのはなぜでしょう?
入荷時期、サイズ、産地、確かにそれもありますが、ことブラックに関しては根本的に種類が違います。
たぶん以後国内で販売される書籍は、今まで通りこいつはスーパーノッタータス、ヒュメラリスで記載されるでしょうし、現在もカマリで販売している店舗も少ないでしょう。
趣味の世界において、真実は本人だけが知っており、いやらしくニタニタしながら飼っているのも自己満足の一つなのかもしれませんね。
そんな国内で名前変えられて販売されている魚は、本種に限らず、いっぱい切りないぐらいいますよ。
この日記で時々”名前なんて何でもいい”と記載しているのはそのためです。
鰓蓋の後ろの黒点シリーズ、うちにいる3種でした。
ピラニアとしての知名度は誰もが知ってますし、かなりあるのですが、いまだ謎の多いカラシンです。
もっとも日本ではの話です。
飼育
当然単独飼育。
幼魚期は、何かアンバランスな体系で、成魚に近づくにつれ、セルラの名がついているが、でっかい個体は形はブラック系のひし形系でなくどちらかといえば丸い感じに見える。
しかし、どのピラニアでも、成長は早い方でなく、のんびりしている。
一気に餌を与えると成長より太って脂肪がたまりますので、広い空間でのんびり育成するほうが調子がいい。
あまり小さい水槽に閉じ込めると成長はもっと遅くなる。
大体1年で2~3センチ程度の成長速度でしょうか?
本種はまだ、比較的早い方です。
人工飼料、浮きエサのひらめ食べますし、魚の切り身にもかぶりつくようになりました、かわいいやつです。
なかなか実物いかついですけどね。