夕方からの営業で少し変わったお店にしていきたく思います。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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まあシーズンですので・・・
またまたサボり日記
オオクワガタ
Dorcus hopei binodulosus
分布
日本 北海道、本州、四国、九州
特徴
国内のクワガタの王様。
能勢、阿古谷、川西、山梨、伊賀、山形、久留米、佐賀などなどで産地に分けられ販売されている。
比較的大きい個体の多いギネス血統の能勢が人気があるのかな?
まあこの辺にお住いの方はお判りでしょうが、能勢、川西、下阿古、上阿古、猪名川も兵庫大阪の県境のそんな極端に離れた場所ではないのですが・・・
かつては森のダイヤなどと呼ばれ大変高価であったが、近年ブリード技術も確立され、写真のような小さな個体はお求め安くなっている。
フィールド採取をお勧めしてきましたが、全くいないわけではないのですが、こいつはそうそうお目にかかれない。
サイズにこだわりのない方でしたら、買う方が早い。
確かに80mmを超えるとそれなりにいい値段します。
小生も本種はそれなりに飼育しましたが、どこまで何に(産地、大きさ、形、太さ?)こだわるか、どこまで時間と予算をかけることができるかに尽きる。
らんちうに極めて近いかもしれない。
ドルクスと呼ばれる本種属は成虫になっても3年くらいは生きる。
飼育
こだわり出すときりがないので、小生のいつものパターンは一例ですが、
4月1日
雄雌ご対面(羽化後半年以上の個体)
4月3日
雌は産卵セットへ
5月3日
雌取り除き
6月3日
材割
幼虫は菌糸1本目
9月3日
菌糸2本目
12月3日
菌糸3本目
3月~5月ぐらいでで成虫に上げる。雌は2本目で上がることもあります。
これで上がった新成虫は来年4月ブリードする。
オオクワは雄雌仲良しで、比較的雌殺しもないですし、こだわらなければ簡単にブリードできます。稀にオスが足ちょん切られて食われますけど・・・
デカくするために、4本返し、添加剤の投与、加温飼育など様々なこだわり等があり、細かく記載すると本当にきりがないですし、そう簡単には80mm台に乗らないので高価であり、ブリーダーさんも試行錯誤の連続です。
いやらしい話手っ取り早くでかくするには親物でそれなりに金懸けるのが手っ取り早い。
でないと、何世代もかかるか、あるいはまったく80には届かない。
もっとも最近は80代、能勢にこだわらずとも出やすいようですが・・・
今回の写真の個体79mm
久留米6月下旬羽化
多少ディンプルあり。
あと78.76.76・・・71がいます。兄弟です。
親父越えのできなかったブリーダーさんのハネであるのはまちがいないですが・・・
この角度から見ると内歯立ってんなー 個人的に久留米でこの形はいまいちです。好みの問題ですが。
77の子はなかなかきれいでしたけど売れてしまいました。