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使い捨てマスク売り切れ・・・
でも悲しいかなそのマスク中国製。 それってどうなん?
では本題
マルオカブトガニ
Carcinoscorpius rotundicauda
分布
インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、香港
特徴
こいつも、エビやカニのような甲殻類ではなくクモ、サソリに近しい生物。
国内のカブトガニは天然記念物なんで飼育は不可です。
ほかにアメリカ、ミナミ、本種がいる。
ミナミ(ギガス)は中国や台湾などで食用とされ市場などで売られているが、本種はフグ毒テトロドトキシンをもつ個体がいるので食用とされない。またギガスと比べるとだいぶ小さいので食うとこ少ないからかもしれないすね。
食ったけれど、でかいわりに食うとこ少ないし、うまいもんではないっす。 比べるほうが間違いですけど松葉のほうが完全Winです。
個人的にはずわいより、やはり瀬戸内の地のカニ、ワタリが好きです。重たいメス。あれは名作っす。
カブトガニの青い血液には、菌類、細菌内部毒素を凝固させる。
今はやりの細菌よりちっさいウイルスは対応してるのかどうかわからんけど医療に利用されている。
アメリカではこれを年間20万頭以上採取し、また生かしたまま別の場所に放つとされる
とされるが、だいぶ死んでるでしょうね。
生きてる化石といわれてる割に環境変化に敏感な貧弱なやつらですから。
んで本種の見分けかたは、名前の通りしっぽの断面が丸い ほかの連中は三角。
あとは意外に安い。
大量に来る。
クサフグみたいに食われへんからでしょうね。
飼育
長期飼育は難しい。
こいつは分布域が広く、採取された場所の水温、塩分濃度などなどその環境で飼育しないと2か月以内に餌も食わずに死ぬが乗り切るとしばらくは持つ。
淡水で飼育するのは不可のやつで、純淡飼育=死の宣告です。
現在塩分濃度はほぼ海水。海水に真水で薄めた程度2.5%でかんり。
この濃度で輸送されてきました。
エサは生きたゴカイなどを与える。
だいぶん前自己採取の近海物と一緒に入れて飼ってましたけど1年半ぐらいで死にました。
その時は海水飼育。
どう考えても海にいるやつのほうが飼育はしやすいでしょうけど、日本にいるやつはあかんやつなんで捕まえたらだめですよ。
酢酸エチル等で処理し完全乾燥、好みでニスで仕上げて標本にしてもこの大きさなら見栄えしますよ。