観賞魚 熱帯魚販売 小島商会 の日記
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日本イモリ
2020.05.18
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アカハライモリ
Cynops pyrrhogaster
分布
日本固有種 こいつは兵庫県産WC
特徴
おなじみアカハラっす。
サラマンダーいわゆるサンショウウオ(はんざきくんこと井伏鱒二は別格として)のような体表につるっとテカリはなくぼこぼこしている。
今回捕まえてきた奴らでも色目は様々なバリエーションがあり、黒っぽいやつ、赤っぽいやつ青っぽいやつ、腹側の名前由来の赤い模様も様々。
かつて土砂降りの雨の中でバケツ一杯うじゃうじゃこいつら捕まえて、持って帰ったら、あきれ顔で
”逃がしてきなさい”
”いやや”
”あかん”
っていわれた。
以外に知られてないけど、やはりこいつら毒がある。 テトロドトキシンです。
こいつらをわざわざ食べようとする人はいないでしょうけど食べない方がいい。
この辺では別に珍しくもなんともないけど、いざ意図的に捕まえようとすると逃げ足早い。
その気になれば山盛りとれたけど、これだけで観察するには十分であるし、目的はこいつらじゃーなかったので・・・
アカハラのように再生能力が非常に高く骨まで再生する両生類は実は変わったやつなんです。
顔はけっこうかわいいですよ。
飼育
ぶっちゃけこんな奴、ちゃんと飼育したことがない。
幼少期捕まえてきては、脱走してカッサカサに干物になったやつが下駄箱付近からでてきてたっす。
悪ガキが捕まえてくる両生類、爬虫類の扱いはまあ残酷でえげつないものです。
逃がしてきなさい・・・ それが正解です。
んで、おっさんなってさすがにそんな残酷なことはできんので、
水7:陸3ぐらいのアクアテラリウムで飼育、陸にもよく上がり、水中でも活発にうごきますので、あらためてみると意外に面白いかもしれません。
餌は何でも食べます。水中で与える方が管理しやすい。タブレットフード速攻食べてました。WC個体やのに・・・
赤虫は大好きみたいですけど、まあ何でも食べる。
脱走は得意ですので蓋は必ず必要。
国産ですので寒さにも強く加温の必要もないけど、くそ熱いのは苦手です。
熱帯魚ご購入のお客様に、ご入用でしたら差し上げます。
まあほしい人はあんまりおらんでしょうけどね。
ペア取れます。そしてメスは妊娠中・・・即ブリOK?オス次第。
