観賞魚　熱帯魚販売　小島商会 | 日記 | ヘルペス

これは細菌でもせん毛虫でもないもっと最小のウイルスの感染。

症状は突然死。見た目でわかる場合もあるそうですが、小生はそれは違う病気との合併症ではないかなと思います。

昨日まで元気に泳いでいたのになんか知らんが突然死んでいくって経験ありませんか？

ヘルペスウイルス性造血組織壊死症の可能性があります。

いわゆる内臓疾患で、肝臓の造血組織を破壊し貧血状態になり死に至ります。

さらには同居の魚にも感染しますし、隣のケースにもエアレーションなどで聞きなれた言葉でしょうけど飛沫感染します。

シーズンは今と秋です。

2000年ぐらいだったかこれの感染症が確認されて以来一気に全国に広がってます。

熱帯魚にこれが感染して爆発的に増えてるかどうかはわかりませんが、道楽や趣味のレベルで魚落としたらあーあーでおわって、そこまで調べてる方は少ないのもあります。
今までうちの店では金魚にしても熱帯魚にしてもその症状は見られなかった。

しかし家のらんちうは6年ぐらい前、自家繁殖と問屋さんで購入した当歳150匹ぐらいバタバタ死んでいろいろ試したが全滅した。別のケースの親もんは無事でしたけど。

死因がこれであるという同定は死体のえらを開くとが白くなり血液が流れてないような状態になります

井戸水は除鉄と砂濾過、逆洗毎日で、

ケースの濾過は井戸水垂れ流しエアレーションのみで、ｐｈ7.2で水はかなりいい水でした。

まあまあええ血統の子供たちでしたので、
抗生剤、ホルマリン、過マンガン酸カリウム、塩酸キニーネ、これらのブレンド全部あかんかったです。

どのみちあかんと思いつつも石油系、塩酸、希硫酸もいれました。



ぶっちゃけどないもしゃーない感じでした。




で後からしらべると、ウイルスですので酸性の水で30度以上の状態ですと、このウイルスの活動を抑えられ、感染したケースにいる個体はまあキャリアなんですが、この個体が元気に何か月も生きていれば、ウイルス耐性のある系統ができる可能性があるようです。


生き残った親は今はもう死んでしまったので、これは試したことがないのでわかりません。



こればっかりきっぱりあきらめて、そこそこのらんちう　予算出して買う方がはやいかもしれませんね。