観賞魚 熱帯魚販売 小島商会 の日記
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ブリード物のクオリティー と、これからの状態は?
2024.10.24
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ブリード物って、単純に大きく2パターン
ただただ増やして商品を作る
改良品種を作る
今のところ改良品種自体はまだいまのところ丸物金魚以外全く興味がないので、注文以外仕入れることはありません。
ディスカスやアジアアロワナ確かに改良品種は文句なしにきれいなんですけどね。
ただただ増やして商品を作るってところに視点を置くと、これがクオリティーの違いがご承知の通り実に顕著。
ちょっと高いけどきれいに原種に忠実にかつそれより美しく生産。
安いけど奇形だろうがお構いなしに大量生産。
どんなブリーダーさんでもそうですけど金魚だろうと、熱帯魚だろうとブリードして生まれた子が全部完璧な個体ではないし、ちょっと不細工な子もうまれますのでそれはハネてきれいな累代を取っていくので、どんどんきれいになっていくでしょう。
昭和の時代でもドイツラムって初めて見たとき体は小さいけどなんじゃこいつわーって思うほどむっちゃきれいに感じたっす。
今ではメジャーどころの魚はほとんどブリードになってきてますので、きれいな熱帯魚、観賞魚としてはまあOKなんじゃないかなと思います。
熱帯魚飼育っていう文化はヨーロッパからの文化ですので確かにヨーロッパブリードのアフリカンシクリッドなんかは確かにきれいです。
うちでもエンドリ増やしてますけど、バンドの入り方やら顔つき、バランスはぱっと見WCより見た目きれいな子おおいです、ぎょうさん生むし、分母の大きさの違いかな。
そのためか、自称WCシクリッド、自称WCポリプ 事実かどうか知らんけどよく見かけてた。
昭和の時代ならまあありかな?とおもってたけど、いまはどうなん?
ドビーWC ハイチエンシスWC・・・へっ?
25年以内の流通事情かんがえたら、いやいや、んなわけないしここ1年ほど店さぼってた間に南米、現地で見てきたけどそもそも中米シクリッドWCなんか一切おらんし・・・
むしろどっからくんの?
コロンビアやアメリカのCBサウスやマナウスの現地養殖ならまだしも・・・
まーしらんけど。
これが主流になって価格崩壊が起こりこの業界のマーケットは完全2極化していってる。
まあバブル崩壊後、日本は景気は露骨には上がってませんので、道楽、趣味には金使えん状態になってるのもあるから、安価できれいな方のブリードものが一般的であるのはやむをえない。
そして小生も含め、金ないのに珍しいの、いいのん欲しがる。
しゃーけど残念ながらそれは現状無理ですねん。 ええのはそれなりの適正価格で以前の数倍ぐらいです
パチモンのパティック、ピゲ、コンスタンタン最近はロレックス?と一緒 相場より安い奴はほぼ思ってるのとちゃう奴いわゆるパチモンです
ここ最近は現地側も賢くなって以前時々あった混ざりもんレアもんはしっかりはねられてます。
多分このままだともっと2極化は悪化しますし、もっと値段は上がってエンドユーザーを選ぶ状態、年収そこそこあるの金持ちぐらいしか手に入れることのできない魚が当たり前になっていく、そして安価な魚しか一般的に手に入らない時代になっていくのかなっておもいます。
まあ全体的に相場そのものが安くなりすぎていたのはまちがいないですね。
今現在この魚屋、本業含め5つほど違うビジネスやってますが、思うのがやはり薄利多売、安売りマーケットは大体崩壊してますからね。
この状況であるからこそなんか別の発見や思想たくさんあるんでそちらを実行していきます。
ついこの間見たリストでコロンビアのシルバーアロワナ、ヨークサックとれたぐらいで売価でざくっと4000~6000円ぐらいですかね。 ちょっと大き目は以前から高かったけどなかなか思い切ってる値段ですね。
今の現状、入荷量、価格帯、いわゆるマーケットはかつての、そうですねー 30年~35年ほど前の熱帯魚ブーム以前の状態に近しい雰囲気ですね。
でこいつら、CBやけど、いわゆる”ええしの子”のベヌスタス。
後ろにエチコンがいるけど気にしないでください。なんかこいつ今はおとなしいです。
確かに東南アジアの子にくらべてこいつらむっちゃきれいです・・・
でもでかくならんやろーなー
ベヌスタスってもっと体高でて丸くなってヒョウ柄薄くなって鼻筋から背びれにかけて黄色のライン、体はディスカスエイズみたいな黒っぽい青になり、20センチは超えてくるはずですけどこの子らはたしてどーなるんかな?と思い興味本位で入れてみた。
ニンボクロミスってこの幼魚期ブロッチ模様で成魚と幼魚の違いがあきらかなアフリカン大好きです。
スーパーVC10って唇に特徴あるミロモってやつ最近いませんね。
さて、んじゃー次はアフリカ行くか? と思ってたんですけど・・・
でもなーなんかもっと根本的なところで、踏ん切りがつかんす。
