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観賞魚 熱帯魚販売 小島商会 の日記

トールプティトラ

2015.05.05

トールプティトラ(ゴールデンマハシール)
Tor Putitora

分布
インド、ネパール ガンジス川水系

特徴
写真左から本種トールプティトラ、兵庫県産ニゴイ、右奥レットフィンマハシール
ヒマラヤ~ガンジス川に生息する巨大鯉で最大で実に2m以上にも達する怪物。
産地によりこの細身でニゴイ顔は何タイプか存在するが、産地違いなのか亜種なのかいまだ明確ではない。Torは、6タイプほどいるようだが、入荷するとほぼSP.と記載されている。
写真個体はブラフマプトラ産ですので、それについて記載する。
現地では成長に伴い黄金に輝く『神の魚』とされ讃えられています。
確かに、大型化するにつれ一文字のラインが出てきてそのラインを境に黄金を纏うように成長する。
幼魚期はプラチナシルバーにぎらぎら輝き、他のマハシールと比べ極めてニゴイ顔でスレンダーある。
釣り師の間では、目標ターゲットとされ世界中で人気が高い。
しかし、ダム建設など開発工事の影響もあり近年下記が予測されている。

IIUCN International news release 記事抜粋
東ヒマラヤ地区で水資源開発が急速に進んでいるが、開発計画策定や地区の生物保護を進める上で関連した情報が大幅に不足している。そのため、地区内の淡水生物の生態系やこれらの水資源を糧としている地域の生活や経済活動も危機的な状況におかれている
情報が十分に入手できる生物のうち7.2%は「絶滅危惧種」に、さらに5.4%が「準絶滅危惧種」に分類された。ガンガ(Ganga)川やブラフマプトラ(Brahmaputra)川の下流は、公害、沈殿堆積や川の流れに変化をもたらす森林の伐採と劣化、そしてダムの建設により大きな影響を受けている。ガンガ川や他の河川流域に生息しているプティトマハシア(Putitor Mahseer)種の魚類のトールプティトラ(Tor Putitora)は著しい影響を受け、その生息数は減少している。そして、今後100年以内にその数が更に最大80%減少すると予測されている。

つまり、ニゴイ顔で大きくなるとしかわからないほとんど謎のまま激減するかもしれない希少な種。


飼育
本種の魅力はやはり走り回らせることですので、とにかく巨大水槽必須。
最初から人工飼料でも食べますし、人にも良く慣れます。ジャンプも得意ですので、しっかりした蓋が必要です。混泳もよほどキツイ魚は無理ですが、当たり前のレベルなら問題ありません、多少いじめられても、心折れにくいです。20センチくらいの本種3匹同サイズマハシールやらアロワナカープ多数と以前甲長20センチぐらいの魚食性の強いヒラリーカエルアタマガメと危険な同居してましたが特に問題なく仲良くしてました。
遊泳速度が速く同属スピードキングより早いかも?餌とリも上手で大食なため、鈍くさい魚は餌が当たらないかもしれません。
このでかい鱗のポリッシュ系ギラギラ感は、他属にはありません。
かなり渋いです。
しかし、問題が2つほどあります。
幼魚期は見た目の割に比較的高価である。
水槽でも大きくなる。
上記の問題をクリアできる方、このような渋いコアな魚いかがでしょうか?


sp.とは
店頭での記載事項で見かけるsp.とはspeciesの略で属はわかるが種が分からない場合記載されています。
学術的に言えばもっと細かく記載されていますが、現在この業界での解釈はそのよう曖昧なことが多い。国民性の問題、各地域のフィールドが大きすぎて属も多く把握できていないためか、わからなければsp.付けている。
たとえば、チャンナsp.ならスネークへッドではあるが他のどれとも違うのでわからない。
結局、よくわからない個体をsp.と記載している。
今回とリあげたtorはsp.だらけで、入荷するたび種がちがう。
とくに、入荷量が多くなると、sp.の後ろに”産地名”が入ることが見られる。

次回はカラシンでいきます。

トールプティトラ

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