観賞魚 熱帯魚販売 小島商会 の日記
-
アフリカンパイクカラシン
2015.05.23
-
アフリカンパイクカラシン
Hepsertus odoe
分布
アフリカ
特徴
古くから知られるアフリカ原産のカラシン。
以前はペア売りされていたが近年価格が上がり、ペア売りは見かけない。
温厚で飼育しやすいが、カラシン独特の驚かすと気が狂ったように泳ぎ回るのは言うまでもない。
最大30cm程度には成長し、繁殖形態は、ベタなどにみられる泡巣をつくり産卵する。
大きくなるにつれ発色し、肩口、背鰭などにピンク色の斑紋のようなものが出る。
想像以上に見ごたえのあるカラシンである。
以前は価格も安くダークホース的は存在であったが、飼育してみると意外にいい魚であると実感できたように思った。
飼育
この手のアフリカのカラシンは比較的上品な印象を受ける。
タイガーフィッシュにしても、ピラニアのような攻撃性はなくかなりおとなしい。本種もきわめておとなしく、それなりのサイズに成長しますので、アロワナなどのタンクメイトとして飼われている方が多い。
アフリカ産のカラシンで、Distichodus属の方が見た目はきれいでおとなしそうだが、ディスティコの方が立ち悪い。ショートノーズクラウンテトラ、ロングノーズ、ノボリ、ガブン、ノトスピルスなど、レイアウトした水草の新芽食べるし、魚いじめるし結構悪さします。
さてこのパイクカラシンだが、最初記載した通りおとなしく飼いやすいが、完全なるフイッシュイーターであるので、エサは生餌を好みます。人工飼料は与えたことがないのでわかりません。
普段は”ぼー”としているが、捕食シーンは、なかなかスピード感があって、かっこよく、みごたえがあり、ぜひ鑑賞してもらいたい。
水質は中性~弱アルカリぐらいで飼育すると落ち着いているようで非常飼いやすい。
最大でも30cm程度ですので900規格水槽でも問題ないのですが、やはり肉食魚の醍醐味捕食シーンを楽しみたいなら1200以上の水槽で飼育する方が面白い。
混泳は、カショーロ、タイガーフィッシュ、などのおとなしいカラシンとは相性がよく、南米、アフリカの牙魚の異文化コレクションは楽しい。
ずいぶん前、ちょっと眉つばな話だがアイボリーコーストの川で、実に”75cm4kg”の本種が発見された記事を読んで衝撃を受けた記憶がある。事実なら目指せ60オーバーである。
フィールド
まったく本種とは関係ないが、そろそろフィールドは、日本淡水魚稚魚ラッシュである。小赤高騰ですので、大型魚飼育している方には、ありがたい時期である。
メダカサイズの稚魚は重宝しますので、魚取りを楽しんでみてはいかかでしょう。
ただし、移動禁止の魚(ブラックバス、ブルーギルなど)各都道府県保護されている及び天然記念物には手を出さないようにしてください。
近年、取り締まりも厳しくなってますので、知らなかったで済まない場合がある。
ちなみに、本日、本年度の第一便、ナマズの新子入荷しました。
数は少ないので早めにどうぞ。
次回は、バルブ、鯉でいきます。
