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2023/04/23
濾過槽とろ材
魚を飼育するうえでろ過システムは重要でビオトープや屋外池で飼育している方以外で水槽飼育している方はほぼ何らかのろ過システムを使っておられると思います。
屋外池でも曝気や噴水等で水を回していると思います。
今回は質問がありましたので、曝気ではなくろ材について。
濾過槽については外部、上部、吹上、エアリフト、オーバーフローといろいろありますが長いこと飼育して店までやってますが、いまだにこの濾過槽、ろ材がいいとかこれはあかんとかはなくて、すべてにおいて一長一短あり感想としては飼育する魚や水草なんかに対し要は使いやすいか使いにくいかですかね。
各メーカーさんが出している濾過槽ろ材どれも値段関係なく普通に問題なく使えるかと思います。
エアリフト以外の濾過サイクルとしては
ポンプ等で水を吸い込み
① 浮遊物質をこしとる 物理ろ過でスポンジ系 繊維系 ウール系
② こしとった水の有毒物質ををさらに生物ろ過し比較的無害な活性汚泥に変化させる リングろ材 樹脂ろ材 陶器ろ材 セラミック系ろ材等
リターンする
簡単に書けばこういう感じのシステムなんで、そのろ過装置能力はのキャパが大きいか小さいか流動距離が長か短いかです。
上部+エアリフトあるいはオーバーフロー+エアリフトの組み合わせが多いかと思います。 また水中ポンプも組み合わせると大型カラシンなど魚によっては調子よくなる。
あまりにもポンプ系を突っ込むと夏場温度が上がりやすくなりますのでそのあたりは注意が必要です。
質問されたのはろ材の寿命で、
ウールスポンジ系は 腰のあるやつなら洗って何度か再利用できますが、腰のない奴はすぐにへたるので使い捨てです。
リングろ材等は材質にもよるが水で表面の汚れは洗えますので綺麗になれば再利用でいいと思います。
おそらく質問者の方のろ材は写真のこちら(これはこんぺいとう型ですけどね)を指していると思います。
正直このろ材は見た目綺麗でもやはり寿命はあります。
サンゴや牡蠣殻などは溶けていきますが、これらは洗ってしまえば見た目綺麗になって極端な変化がないんですよ。
小さくなったり、さくくなる?もろくなる?やつもあり、それならわかりやすいですが、セラミックや陶器のろ材表面積は広く中まで間違いなく洗浄できないので、1年に一回、ユスリカ駆除もありますしフライパンで炒めて、バーナーで炙って内部まで焼き切って再利用してました。
これはすごい手間でおかんに怒られますし炙るとたまにはぜりますのでまーまー危ないです。
水槽の数が増えてからは1年に1回半分捨てて半分残して新品を追加するようにしてます。
せやけどこれがまたろ材の量の表記がリットル表記がおおく、なんぼほど買ったらいいんかわからんのですわー
まあこれは各メーカーさんに対しての愚痴です
まあほとんどの方洗うだけであんまり変えてないと思いますけど、魚が調子いいなら問題ないでしょう。
しかしながら理屈上バクテリアの棲み処が飽和状態になると、確実にろ過能力は低下するでしょうから、うちでは半分捨てて新品追加を採用しています。
濾過に関しては半分自己満足の世界ですので、
汚れたら洗う、水替えする、日々の観察をすることで各個体の通常の状態を維持できればどんなやり方でもいいとおもいますよ。
ただろ材を変えて、水も変える、いわゆる徹底して洗うはある意味リセットなんでそれにすぐ魚入れると白濁水槽の出来上がりなんで、どちらか一つにした方がいいですよ。
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